髪の毛の成分(髪の毛は何からできているかetc)
髪の毛の主成分はケラチンタンパクと呼ばれているタンパク質です。
髪の毛の成分の内の約80~90%がこのタンパク質で占められており、さらにそのタンパク質は18種類のアミノ酸によって構成されています。
次に髪の毛の成分として多いのが水分です。
こちらは髪の毛の中の10%程度を占めています。
メラニンは全体の約3%、残りの数%は脂質やシスチン、微量元素や老廃物などで構成されています。
髪の毛の構造の中でも一番外側に位置するキューティクルは、およそ4~10層程度の層となっていますが、その層はタンパク質によって構成されています。
魚の鱗のように重なる事で、髪の毛を紫外線や衝撃から守る働きがあります。
そのキューティクルの内側にあるのがメデュラと呼ばれる構造で、こちらはより柔らかいタンパク質で構成されています。
キューティクルに守られている部分なので、構造自体は非常にデリケートに作られています。
最後に髪の毛の中心、キューティクルとメデュラに覆われている層はコルテックスと呼ばれています。
この構造は繊維状のタンパク質で作られている他、水分や脂質、メラニンなども含まれているため、基本的このコルテックスの状態を良好にする事で髪質を上げることができます。