女性の薄毛の症状
女性の薄毛にはいくつかの種類があります。
瀰漫(びまん)性脱毛症は髪の毛が細くなる症状です。
こちらの症状が出ると、実際の髪の毛の量は減っていないのですが一本一本の髪のボリュームが少なくなり、全体的に髪が薄くなって見えます。
脂漏(しろう)性脱毛症は部分的ではなく、全体的に髪の毛が薄くなる症状です。
元々人間は夏から秋にかけて他のシーズンよりも毛量が少なくなりますが、脂漏性脱毛症の方はさらにその症状が顕著になります。
牽引性脱毛症は分け目や生え際などを中心に抜け毛が起こる症状です。
似たような症状に圧迫性脱毛症がありますが、どちらも同じ髪型を繰り返したり帽子や髪留めなどを長時間着用することで血行が阻害されて起きる薄毛の症状です。
粃糠(ひこう)性脱毛症は頭皮にフケが大量に発生することによって髪の毛の育成が阻害される症状です。
フケを食べる雑菌が増え、頭皮環境が悪くなることで炎症を伴う症状が現れます。
女性男性型脱毛症は女性の体の中にある男性ホルモンの働きが強くなることで引き起こされる薄毛です。
特にホルモンバランスが変化しやすい更年期などに発症します。
他にも、女性特有の薄毛として分娩後脱毛症が挙げられます。
こちらは出産をした女性が薄毛になる症状で、主に出産から2~3ヶ月経過した頃に現れます。