ヘアサイクルについて
ヘアサイクルは大きく分けて三つの周期に分類されています。
最初が成長期です。
この周期で髪の毛を作るための細胞分裂が活発に行われるようになり、毛穴から産毛が生えてきます。
その産毛が成長し長く太くなっていく過程も、この成長期にあたります。
髪の毛全体の中で8、9割の髪の毛がこの成長期のサイクルにあり、男女によって長さに差はありますが、およそ3~6年をかけて髪の毛が成長していきます。
成長期が終わると次に起こるのが退行期です。
この周期では成長期によって成長してきた髪の毛の成長が緩やかになり、皮膚からも自然と抜け落ちやすくなります。
大体ですが、髪の毛の中の約1%が退行期の周期に入っており、毛根の大きさも徐々に縮小していきます。
最後に訪れるのが休止期です。
この期間に入ると髪の毛は完全に活動を停止し、細胞分裂が起こらなくなります。
成長を終えた髪の毛は抜け落ちて、次の成長期に入るための準備期間が始まります。
髪の毛の中の約1割程度がこの休止期に入ると言われており、3ヶ月くらいかけて成長期へと移行していきます。
基本的に髪の毛は成長期、退行期、休止期3つのサイクルを繰り返しながら増えたり減ったりしていきます。