フケとAGAの関連性

フケは古くなった皮膚の皮脂細胞が新陳代謝によって剥がれ落ちる生理現象です。
基本的にフケとAGAについては直接的な因果関係は発見されていませんが、フケが発生することで頭皮の健康が阻害され、結果として薄毛を招くことがあるので気を付けましょう。

べたつきのある脂っぽいフケは、脂性フケと呼ばれています。
脂性フケは脂質や油の多い食事を摂取することで、マラセチア菌が繁殖しやすくなり発生します。
比較的大きな固まりのフケが、頭皮や髪の毛に張り付く形で現れるのが特徴です。
シャンプーのすすぎ残しで頭皮が炎症したときも脂性フケが発生しやすく、毛穴が詰まることで髪の毛の育成が阻害されます。

乾性フケは、過剰な洗髪や生活習慣の乱れによって引き起こされます。
洗髪をする際に洗浄力の強いシャンプーを使用すると、肌を守るための皮脂も一緒に洗い流されてしまうことがあります。
皮脂は肌の潤いを守る大切な成分ですので、その皮脂が無くなることによって頭皮の乾燥が引き起こされてフケが発生します。

ビタミンやタンパク質が不足していると、頭皮だけではなく肌全体が乾燥しやすくなります。
特に冬場などは乾燥の影響が強くなるので、乾燥肌の方や薄毛に悩んでいる方は食生活の改善と共に、頭皮用の保湿剤などを使用することもおすすめです。